元号が「令和」に変わり、日本の歴史や心といったことに、思いを新たにしている方も多いのではないでしょうか。
「国家」という字に「家」がつくように、もともと「私事」と「公」はつながっているものです。
「私」の字の原義「ム」を開いた(=「八」)のが、公共の本義とも言えるでしょう。
しかしながら、公共の成果と我々一般市民の間は、本来のように密接になっているでしょうか。
今般、さいたま市大宮区に立派な庁舎が施工されました。
この一連の過程で、市民発による自発的関わりの催しが試行されてきました。
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●この地球から市が預かった土地を、市民1000人の足で踏み固め鎮め、力強い根を張る豊饒の敷地としました!(地固め祭)
●建物の幹・枝に当たる鉄骨に、関わりの印(しるし)となる手形を、皆んなで彩色装飾しました!(手がた絵祭)
●そして、未来の希望の種となるよう風船に託して飛ばし、今の皆さんひとり一人の貴重な存在の証し(実)を思い出としてタイムカプセルにして埋めます。
フィナーレは、壁の無いオープンな絆の社会との思いを込めて、テープカットを参加者全員で華々しく行います❗️(完成祭)
有名な奈良東大寺の大仏は、聖武天皇の国家安泰の発願によって、民間の僧行基によって指導され、一握りの土や一本の草でも施せるだけでいいからという念いのもと、当時の国民の役半数が関わり造立されたと云われています。
国家的プロジェクトであるとともに、公民あげての尽力の結晶を、1300年後の現代日本人である我々がその念いを共有できることに、深い嬉びを感じます。
固いことを申し上げましたが、いよいよ明日が完成式!
みんなで時代の生き証人になりましょう❣️
5月7日に開庁する大宮区役所がただの建物ではなく、これらの一連の試みが一時のイベントに終わることなく、貴重な市民の財産として生き生きとした施設になることを願って止みません。
大型連休もいよいよ最終日、5/6(月) 13時に、山丸公園にどうぞお集まりください😄
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