【 くるしみの詩 Ⅰ 】
ありとあらゆるものは苦しい
なんて おしゃか様は言っていません
つくり出されたものは
不安定であり 維持されない
とお教えなさっているだけです
もとからある 光のめぐみを
ぼくらは頼りにできるのです
【 くるしみの詩 Ⅱ 】
なんのために祈るのですか
神や仏の元に通うのはなぜですか
なぜお墓に参るのですか
どうしてゴミ拾いに精だすのですか
聖なることばを唱えるのはなぜですか
もしそれが
ごりやくとの引き換えを目論んだものだったら
やめてしまった方がいいのかも
苦しみを除くことを目論んだとしたら
いったん立ち止まってみてください
自分の欲望を願う心は 邪気を呼び寄せます
拾ったらタイヘン!
願えば願うほど、傷つきます
苦しみは自分のズレを知らせてくれる狼煙です
捨てたらタイヘン!
ぼくらを手助けしてくれるのが苦しみなのに
内なるほんとうの心とつながればよいのです
天なる糸と結ばれればよいのです
自分をたいせつに愛すれば おのずから
同じくらい ひとのために祈りたい
崇敬する高次の存在と親しんでみたい
私を育んでくれたご先祖に手を合わせたい
愛する地域や自然にせめてもの恩返し
遠い昔から遺してくれた智慧には有り難う
おのずと なんとはなしに 天然に
そうなるのが ぼくらです
そうしてやがて
心配や苦しみの気持ちはしぜんと薄まり
道を楽しむことができるのです
〜5ヵ月の時を過ごした、病室の窓から〜
生意気言ってすいません🙇
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