現代における論語普及の泰斗、伊與田 覺先生によると、
人間となるための道として二つの学びがあると語ります。
一つは、人の本質(根となる「徳性」)を養い育てる『本学』であり、
これを【人間学】といいます。
儒教でいえば、四書を修め、
五常(仁、義、礼、智、信)を充実させることであったでしょうか。
もう一つは、時代や社会に即した、知識・スキル・技術(枝葉)を習得する
『末学』であり、これを【時務学】(じむがく)といいます。
孔子の時代当時は「礼・楽・射・御・書・数」の六芸(りくげい)が重視されました。
現代では、知識・技能優先の学校教育はもとより、社会においても、
IT・営業・経理・経営・技術・資格等の専門知識や、
個人の自己実現や処世に傾倒した学びが圧倒的に多いと思われます。
勿論孔子にしても、そうした時務学を疎かにしていた訳では決してなく、
現代においても社会生活を送る上で、これら様々なスキルは絶対に必要です。
しかしながら、非常に偏重した学びの結果が、
社会・政治・経済・家庭・環境に多大な弊害をもたらしているのも衆知の事実です。
そんな、あまりにも少ない【人間学】を学ぶこと。
一過性のテクニックとは違った王道の学問(本学)❗️
青臭いようですが、
そんなことをツラツラ書いていくブログです。
まずは覗いてみるだけでも、お気軽に(^o^)丿
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